こんにちは!
アメリカに駐在帯同中のさっぴーです。
今日は、マイカーの処分に向けて早めにやっておくことができる「名義変更」についての話です。
・海外駐在前に夫名義のマイカーを処分したい
・夫が先に渡航してからも家族が帯同するまでマイカーを使いたい
・夫の渡航から家族の帯同まで3ヶ月以上あく
・夫の赴任先での手間を少しでも減らしたい
・家族の出国直前の焦りやミスを少しでも防ぎたい
夫が先に渡航するんだけど、私ひとりでちゃんと車の売却手続きできるかなぁ…
車の処分に向けて、今やっておいた方がいいことってある?
うちでは、夫がいるうちに夫→妻に「名義変更」をしておきました。
これをしておけば、妻が車を売却する時の書類が少し簡単になります。
・夫が先に渡航して、後から家族が帯同する
・夫が渡航した後に妻が車を3ヶ月以上使う
という場合に限ってですが、車の名義変更をしておくと売却・譲渡・廃車の手続きが少し簡単になります。
我が家は車1台持ち。夫が渡航した後は3ヶ月ちょっと私が乗って、出国ギリギリで売却予定です。
車の査定や契約の手続きなど、すべて私ひとりで対応することになります。
しかも私たちの渡米予定は8月で夏休み…
小さい子ども2人抱えて、山のような手続き。想像しただけで震えます!
色々と調べた結果、出国直前のバタバタを少しでも減らすために、先に車の名義を「夫→妻」に変更しておくことにしました。この記事では、手続きの流れや必要書類などについて解説します。
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マイカーの名義変更をするメリット・デメリット
- 夫が赴任先の領事館で書類を作らなくて済み、夫の労力が減る
- 国際郵便で書類が届くまでの日数が省略できて、妻が焦らなくて済む
- 売却手続きを妻だけで完結できるので、何か不備があっても妻がすぐにやり直せる
- 運輸支局に行くのが手間
- 車庫証明書が必要な場合は書類を用意して警察署にも行かなければならない
- 妻が印鑑登録をしていなければ役所にも行かなければならない
- 費用がかかる(1,000円~5,000円程度)
デメリットもありますが、私達夫婦にとってはメリットが上回ると判断しました
もし夫の名義のままにしておくと、私が代理人として車を処分することになります。その場合は「除票」「夫の委任状」「譲渡証明書」「サイン証明書(署名証明書)」などが必要となります。特にサイン証明書の取得がとてもめんどくさそうなんです。赴任先の領事館に行って発行してもらわないといけません。うちの赴任先の都市は、最寄りの領事館まで車で片道4時間。先に渡米した夫も生活の立ち上げと仕事で忙しい中、往復8時間運転してわざわざ行くことになります。
一方の私も、子ども2人をワンオペ育児しながらの出国準備となります。直前はかなり忙しくなると思います。お互いバタバタの中で、夫に委任状を送り、夫が領事館でサイン証明書を貰って、国際郵便で送り返してもらって、万が一不備があればまたやり直し…。また日数と労力がかかる…
焦りまくる自分の姿が目に浮かびます
所有者を私に名義変更しておけば、何か不備があっても私が訂正すればOK。いちいちアメリカと書類のやり取りをする必要がありません。今のうちにササッと名義変更しておこうという結論にいたりました。
今やるのも面倒だけど、後回ししたらもっと面倒なことになりそう…
名義変更の注意点!「環境性能割」がかかることがある
新車や中古車を買う時や、名義変更をする時に「環境性能割」という税金を払う必要があります。
(2019年までは「取得税」という名前でした)
環境性能割ってどんな車だと払うの?
新しい車や高級車にはかかるらしいです。環境性能の良い車は非課税でかかりません。
いくらくらい?
数千円~数万円とかなり差があるみたいです。
念のため、お住まいの都道府県の税事務所に電話で問い合わせておくと安心です。
電話番号は、グーグルで「都道府県名+自動車税事務所」で検索すると出てきます。
「環境性能割がいくらかかるか知りたんですが…」と聞けば、1分ほどですぐに調べてもらえました。
車検証に載っている「初年度登録」や「型式」などの情報が必要なので、電話をかける時には手元に車検証を用意しておきましょう。
問い合せた結果、うちの新車4年目のステップワゴンは環境性能割はかからないことが分かりました。
取得税の確認ができたら、名義変更の流れを見ていきましょう。
名義変更の全体の流れ
- 必要書類を用意
1)書類を印刷して夫婦で記入
2)役所やコンビニで印鑑証明などを取得
3)住所変更が必要な場合は車庫証明書も取得 - 運輸支局へ行き書類を提出
- 名義変更の登録手続き
必要書類
名義変更するために、運輸支局(陸運局とも呼ばれます)に以下の書類を持っていきます
<妻だけで行く場合>
- 車検証
- 譲渡証明書(夫の実印が押されているもの)
- 印鑑証明書(夫・妻)
- 委任状(夫の実印が押されているもの)
<夫婦で行く場合>
- 車検証
- 譲渡証明書(夫の実印が押されているもの)
- 印鑑証明書(夫・妻)
念のため、実印も持っていくと安心です。
車検証は、車のダッシュボードに入っていることが多いと思います。
譲渡証明書と委任状は、以下のリンクからダウンロードして印刷できます。
(国交省のホームページより)
・譲渡証明書
・譲渡証明書(記載例)
・委任状
・委任状(記載例)
印鑑証明は、マイナンバーカードがあればコンビニでも取得できます。
私は印鑑登録をしていなかったので、役所に行って登録しました
必要なものは
・顔写真付きの身分証明書(免許証やマイナンバーカード)
・実印
の2つだけで、即日登録できました
また、必ず確認してほしいのが
車検証の住所が現住所になっているか
です。
車検証の住所と現住所(印鑑証明書の住所)が異なる場合は、住所変更のために次の2つも必要になります。
車検証の住所がちゃんと現住所になっている人は、名義変更にかかった費用の項目まで飛ばしてOKです。
<住所変更に必要な書類>
- 車庫証明書(妻)
- 住民票(夫)もしくは 戸籍謄本(夫)
②の夫の住民票もしくは戸籍謄本は、車検証の住所から印鑑証明書の住所に引っ越したつながりを見せるために必要です。1回の引っ越しであれば住民票で間に合います。何度か引っ越して住民票に入りきらない場合は戸籍謄本が必要になるそうです。我が家の場合は、車購入後に今の家に引っ越して、車検証は前の住所のままになっていました。なので、車庫証明書と住民票も取ることに。また、私は実印の登録もしていなかったので、役所で印鑑登録もしました。
住民票と印鑑証明はマイナンバーカードがあればコンビニで出せます
車庫証明書は、警察署で取得します。
車庫証明書のとり方
まずは必要書類を揃えて警察署へ提出します。
2~3日後に審査が完了した連絡が来るので、警察署へ受け取りに行って完了です。(軽自動車は即日終わるそうです)
<車庫証明書の取得に必要な書類>
- 保管場所標章交付申請書
- 保管場所の所在図・配置図(周囲の建物等を表示、保管場所の寸法等を表記)
- 使用に関する権利関係を証する書面
3つとも警察署のホームページでダウンロードできるので、印刷して事前におうちで書いておきましょう。
この神奈川県警の様式ですべての都道府県でも使えます。
記入例も見られるので、お手本にして書いてみてください。
神奈川県警ホームページ
印刷できない人は近くの警察署でもらえます
- ③の使用に関する権利関係を証する書面について
- 駐車場の土地や建物が夫や他人名義の場合…
保管場所使用承諾書 - 駐車場の土地や建物が妻名義の場合…
保管場所使用権原疎明書面(自認書)
が必要です。
うちの場合は駐車場付き一戸建てで、家の名義は夫。
なので、夫が使用許諾書を書きました。
夫の土地を私が借りて車を停めさせてもらうってことね、ハハ
この場合の注意点が、「使用期間」の欄。自分の家の駐車場なので本来は期間は決まっていませんが、書面上必要なので適当に「1~2年」の期間を書いておけばいいそうです。
駐車場を借りている場合は不動産屋や貸主に使用承諾書を書いてもらってくださいね。
さぁ、ここまで書類の準備を頑張りました。
あとは警察署に持っていって、連絡待ってから受け取り。車庫証明書GETです!
面倒だけど、渡米前後の練習と思って頑張りました!
名義変更で実際にかかった費用
うちの場合は、住所変更もあったので計3,900円がかかりました。内訳は以下の通り。
- 移転登録手数料:500円
- 印鑑証明書:200円×2枚(自治体による)
- 住民票:300円(自治体による)
- 車庫証明書の取得費用:2,700円(警察署による)
住所の変更が無い場合は③④は不要なので、900円でできます
当日の流れ
運輸支局に行ってからの流れを説明します。
- 窓口で記入する用紙を受け取る。
- 同時に登録印紙500円も購入。
- 書類作成見本をみながら用紙に記入して、必要書類を添えて提出します。
- 隣接する都道県税事務所で「自動車税・自動車取得税申告書」を提出。
最後に、名義変更の終わった『車検証』と『税申告書の控え』が手元に残っていればOK!
運輸支局の営業時間・休業日
営業時間は午後4時までとなっており、少し早めに閉まるのでご注意ください。
当日記入する申告書などもあるので、時間に余裕を持って行くのがオススメです。
午前:08:45 ~ 11:45
午後:13:00 ~ 16:00
土曜日・日曜日・祝日
12月29日から1月3日
まとめ
車検証の住所と現住所が一緒であれば、名義変更は思ったより簡単にできることが分かりました。
かかった時間:計2時間(記入作業:1時間 窓口手続き:1時間)
かかった費用:900円(住所変更のため+3,000円)
私の場合は住所変更のために時間もお金も余計にかかってしまいましたが…
それでも、ひとつ心配事を減らして出国準備ができるので、今やっておいてよかったなと思います
数カ月後の自分たちのために、少しでも余裕のあるうちに頑張っておいてよかったかなと思います。
この記事がこれからの駐在員さんや駐妻さんのお役に立てると光栄です。
読んでいただき、ありがとうございました。
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