
アメリカ駐妻のさっぴーです!
2023年3月に念願の車の免許を無事にGETしました。
頭のどこかでいつも焦りを感じていましたが、やっと解放されました。
アメリカのテキサス州で自動車運転免許証を取るにあたって、私は通常の筆記試験の代わりに「オンラインコース」を受験しました。
費用は30ドルほどかかりますが、自宅でマイペースに受けられるのでとても良かったです。
オンラインコースは誰でも受験可能です。
駐在員・駐妻・駐夫・移住・留学など形態問わず、アメリカ在住の方で忙しかったり英語や交通ルールの知識に少なからず不安がある皆さんにオススメです。
私自身が受験申込みをする時にあまり詳しい情報がなくて困ったので、これから受ける方の参考になればと思い自分の体験談を記事にまとめることにしました。
アメリカ・テキサス州での運転免許の筆記試験オンラインコースの…
- 具体的な内容と感想
- メリットとデメリット
- 費用(お得情報あり)
- 所要日数と期限
- 詳しい申込み方法



今渡米準備中の方にとっても、渡米後に向けた事前知識としてお役に立てると光栄です!
2023年1月にテキサス州で受講した体験談です。
他の州でも申込み方法など共通する部分も多いと思うので、参考になれば幸いです。
テキサス州 運転免許筆記試験の受験方法は対面とオンラインの2種類
テキサス州で運転免許の筆記試験(学科試験)は、次の2通りの方法があります。
- DPS(※)で通常の筆記試験(Written Test)を受ける
- オンラインコース(Adult Drivers Education Course)を受ける
※DPS:テキサスの運転免許を管轄している機関で、免許センター・運転試験場のような場所。
私は ② のオンラインコースにしました。
①のDPSでの通常の対面型筆記試験は以下の3点がネックだったためです。
・対応言語が英語とスペイン語のみで、日本語版が無い。
・辞書の持ち込み不可。
・細かい知識に自信がなく、緊張した状態で時間内に合格できる自信がない。



毎日の運転に支障ない最低限レベルの知識はありますが、筆記試験では普段は使うことのない知識もたくさん問われるから不安!
州によっては日本語版の筆記試験もあるそうですが、テキサス州は対応していません。
(そして私は日本語でも解ける気がしません)
というわけで、私は②のオンライン受験を選びました。
筆記試験のオンライン受験コースとは?
オンラインコースとは、簡単に言うと
自動車学校の座学で習うような内容を、オンラインの動画やスライドで見て、最後にポチポチッとテストを受ける
という感じです。



学校や企業でe-ラーニングを受けたことがある人はイメージしやすいかと思います。
計6時間ほどのボリュームがあります。
いくつもの民間業者が州の認証を受けてオンラインコースを提供しています。
受験者は、自分で好きな業者を選んで申し込みます。
我が家は夫婦とも「Aceable」(エーサブル)という会社を選びました。
オンライン受験の費用(割引あり!)
私が実際にAceableに支払った費用は、30.9ドル でした。



通常価格は40.9ドルですが、夫の紹介割引で申し込んだので10ドル割引になりました。
これから受ける方は、この紹介リンクから申し込むと10ドル引きになります。
(下の方で申込み方法も詳しく書いています)
これはオンラインコースのみの料金です。
免許の申請費用は別途DPSで支払います。
私が実際にDPSで払った額は、計44ドルでした。(2023年3月)
Aceableと合わせて、免許取得にかかった総費用は74.9ドルでした。
(筆記試験をDPSで受ける場合は、筆記試験代は免許申請費用に含まれています)
オンライン受験の所要時間・日数
私はAceableで1日1~3時間ずつ進めて、全てを1週間ほどで終えました。
コースの長さはトータル6時間ですが、一気に再生はできない仕組みになっています。
途中で小テストもあります。そのため実際は6時間以上かかります。



私は面倒なことは先延ばしにしてしまう悪い癖があるのですが、日にちが迫ってきていざ始めてみると思ったより時間がかかったので焦りました。
休みの日などにフルコミットできる方は、本気を出せば1日で終わらせることも可能です。
しかし、余裕をもって進めるためには、少なくとも1ヶ月ほど前からスタートすることをオススメします。
オンライン受験の期限は?
オンライン受験自体には特に期限はないようですが、DPS窓口で仮免許の申請時に、オンラインコースの修了証明書が必要なので、それまでに試験を完了させる必要があります。
オンラインコースの最後の修了テストに合格すると、24時間以内に修了証明書が発行されます。
(実際には私は合格から2時間ほどでメールで通知が届きました)
その修了証を印刷して持参します。
逆算すると、遅くとも2日前までにコース受講を完了しておけば申請日に用意が間に合うかと思います。
オンライン受験をしてみた感想(メリット・デメリット)
私は、オンライン受験を選択して良かったと感じています。
料金が30ドルほどかかりましたが、その価値はありました。
実際にコースを受ける中で、分からない単語や表現、そして知らない交通ルールがたくさんありました。
・the right of way(優先通行権)
・oncoming traffic(対向車)
・pavement(舗装された道)
・curb(縁石)



これらはほんの一例で、分かりそうで分からない日常生活であまり使うことない単語が、当たり前のようにバンバン出てきます!
オンラインコースなら単語の意味を調べながら取り組めるので安心感がありました。
何なら分からない問題はその場でググれば答えを解説してくれているサイトも出てきます。
これを独学で勉強して、試験場で英語のテストを受けて合格するのは、なかなかハードだったと思います。



もちろん過去に日本人でこのDPSでの筆記試験をクリアしている方もたくさんいます。ただただ尊敬!
私にはマイペースに調べながら進められるオンライン受講が合っていました。
いくつもある業者の中から選んだ「Aceable」についても満足しています。
内容は分かりやすく、主人公(?)のロボットがいつもジョーク混じりで面白かったです。





「道路優先権に関しては、テイカーではなくギバーになろうぜ」
オンラインコースのデメリットは、費用と時間かと思います。
費用については、受験代の30.9ドルという金額は、気楽さや安心感を買うと思えばそこまで高くないように感じました。
(下で説明している紹介リンクの割引を使わないと40.9ドルになるのでご注意ください)
時間についても、対面の筆記試験を受ける場合でも独学で勉強に時間を割くことになるので結局そこまで大差はないかもしれないな~という感想です。
実際のオンラインコースの内容は?
こちらがAceableに実際にログインした画面です。


全部でレベル1~8に分かれていて、それぞれのレベルに「いくつかの章+最後に確認テスト(Level Assessment)」があります。
上の画像は、レベル2 ”Licensed to Drive”を選択した画面です。
右側に「6つの章+確認テスト」が並んでいるのが分かるかと思います。
各章をクリックして視聴を進めます。
章の中はこんな感じの画面です。


ロボットは3回に1回くらいの割合でジョークを入れ込んできます。
マジメに信号の色の解説を見ていると、突然「ペパーミント色」とやらが登場したりもします。





日本だとありえないことが、アメリカではバンバン起こります…
こちらの下の画像では、「赤信号でも左折していいことがある」という新事実を学びました。


アメリカでは「赤信号でも右折していい」ということは結構知られていますが、左折すらしていいケースもあるというのは個人的にかなり衝撃でした。(私は見たことないんですが、州によってはUターンなどで結構あるらしい?)
さて、各レベルの確認テストは10問くらいです。
70%以上正解すると次のレベルに進めます。




動画の「流しっぱなし」や「替え玉受験」はできないように対策されています。
スライドは15~30秒くらい毎にクリックしなければ次の画面に進めないので、連続再生はできません。
途中で自分の電話番号やメールアドレスの一部を何度か質問されますが、これは替え玉防止のためのようです。



予め替え玉相手に自分の情報を伝えておけば替え玉し放題な気もするけど、そのへんは深掘りやめておこう…
こういった対策があるため、家事などと並行して「ながら作業」はあまりできませんでした。
私は「いっそこれも英語の勉強だ」と割り切って、動画を何度も聴いてシャドーイングをしたりもしました。
対面の試験のような緊張感はなく、リラックスして好き勝手に取り組めたので良かったです。



まぁそりゃ疲れたけど…。
レベル8まで全て終わると、最後に修了テストがあります。
30問のうち21問(70%)正解で晴れて合格です!!!
答えが分からなくても焦らなくて大丈夫です。
Googleで検索すれば解説が出てきます。



テストの制限時間はないので、最後まで理解しながら進められます。
オンラインコース「Aceable」の申込み方法
ここからは、実際のAceableの画面に沿って、申込み方法を解説します。
これから受ける方は、この紹介リンクから申し込むと受験費用から10ドル割引になります!
申込者は受験料が10ドル割引になり、紹介者も10ドル分のギフトカードがもらえます。
実際にコースを受けて気に入った場合は、家族・同僚・友人に紹介するとお互い10ドルもらえて平和な世界です!
まず、上記リンクからトップページを開き、コースを選択します。
テキサス州の方は、下から2番目のTexas Adult Drivers Ed.を選びます。





初めて開いた時どれを選べばいいのか分からずいきなり泣きそうになりました…(夫もAceableで受講済みなのに事前情報は何もなし!不親切!)
この時点では24.95ドルとありますが、税金などが足されると30.9ドルになります。
表示料金だと5ドルしか割り引かれていませんが、最終的には10ドルOFFになるのでここでは気にしなくてOKです。
次のページで、氏名とメールアドレスを入力して、この画面に進みます。


ここでは左側の黄色○の方を選んでください。
頼んでもない「1ヶ月無料のロードサービス特典(”1 FREE month of Allstate Roadside Services.”)が付いてきます。



え、いらないんだけど…
と、右側の「Course Only」を選んでしまうと、最終的に70ドル近い料金になってしまいます。
(どちらが正解か分からなかった私は両方とも最終画面まで試しましたが、やはり右側は割引が無いと分かりました)
どうやらこの頼んでもないロードサービス特典を付けることによって、オンラインコースがお得な限定価格になるようです。
不要な場合は申込み直後に解約すれば料金はかからないので、一旦このままにして申し込みましょう。



この特典の解約を忘れて月5ドルを支払い続ける人がたくさんいることにより、提携の保険会社が儲かる=キックバックでAcableも割引分を回収できる という仕組みだと思います。(私の勝手な予想です)
アメリカでは車のトラブルがとても多いので、ロードサービス自体は必須だと個人的には思っています。我が家は自動車保険にロードサービスが付帯しています。昨年秋に外出先でバッテリーが上がった緊急時に利用できて助かりました。周りの駐在家庭でもバッテリー上がりやタイヤのパンクなどのトラブルを本当によく聞きます。自動車保険に加入する際に、ロードサービスについても必ず代理店や保険会社に確認しておいてくださいね。
次の画面です。


下のオプション2つは☑を外して大丈夫です。
”Instant Certificate Delivery”(10ドル) は、最終テスト合格後に修了証をすぐにメールで送ってくれるオプションです。
通常でも24時間以内には届くので、よほどギリギリでない限りは不要です。



オンラインコースの終盤にもこのオプションを勧める画面が何度か出てきます。ギリギリになってしまった場合はそのタイミングで購入すればOK!
”Audio Read-Along”(5ドル)は、音声読み上げのオプションです。
基本は、無音で文字情報だけで学びます。
音声オプションは英語リスニングの練習にはなると思うので、もし必要でしたら購入してもいいかもしれませんが、
これもコース途中でいつでも追加購入できるので、最初は無しで始めましょう。
この時点で、カート内がこの通り30.90ドルになっていればOKです。


クレジットカードなど支払い方法を入力して、申込みは完了です。
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アカウントを作成してオンラインコースを開始
支払いが完了すると、Aceableからメールが届きます。
オンラインコース開始まであと少しです。


上の黄色○で囲んだ”Create your account” からアカウントを作成して、コースの内容に入れます。
登録したメールアドレスでサインインできます。
下の黄色○から、先ほど書いたロードサービスのサブスク(初月無料・月5ドル)を解除できますので、不要な方はお忘れなきよう。
コースの最初はこのような画面から始まります。


申込とセットアップは完了です。
ここからは6時間の動画コース。
皆さん、どうかご無事で…!
筆記試験以外の免許取得全体の流れも、近日中に記事にまとめる予定です。



Aceableの申込みやコースの進め方で質問があれば、当サイトのお問い合わせページや下記TwitterのDMからお気軽にどうぞ!
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