
アメリカ駐妻のさっぴーです!
2023年3月に念願の車の免許を無事にGETしました。
いつも頭のどこかでプレッシャーを感じていましたが、やっと解放されました。
駐妻を待ち受ける大きなハードルのひとつが、現地の自動車運転免許の取得。
渡米から約半年で、ようやく私も取ることができました!
これから受ける方の参考になればと思い、自分の体験談を記事にまとめることにしました。
アメリカ・テキサス州で免許をゲットするまでの全体のおおまかな流れはこの通りです。
(このリストからは各項目に飛べませんが、下の目次からは飛べるようになっています)
- 筆記試験に合格する
- 必要書類を揃える
- 仮免許ゲット
- 全員必須の動画(ITD)を見る
- 実技試験に合格する
- 本免許ゲット
それぞれの項目について、細かい手順に分けて解説していきます。
2023年3月にテキサス州で取得した体験談ですが、
他の州でも申込み方法など共通する部分も多いと思うので参考になれば幸いです。
テキサス州で日本人が免許を取得する際は、完全に新規取得となります。
日本の運転免許や国際免許からの切り替えはありません。
運転初心者でも超ベテランでも、同じ初回取得の手続きになります。
↓↓見たい目次を押したら飛べます↓↓
仮免許手続きの予約


まずは、本免許の前にまずは仮免(Learner’s License)を作ります。
仮免申請も、本免許の申請も、DPS(※)の窓口へ行く必要があります。
※DPSとは:テキサスの運転免許を管轄している機関で、免許センター・運転試験場のような場所。
その窓口の予約を、DPSのサイトから行います。
→予約サイトを見てみる


↑この黄色の○の所から入ってください。(私はすでに免許があるのでグレーになっていますが)
近い場所で探すと、早くても3ヶ月先しか空きがないことが多いです。
なので、渡米してすぐに、とりあえず予約だけしておくのがオススメです。
予約の変更やキャンセルはWebサイトから簡単にできます。



あまり早すぎると必要書類が間に合わない恐れがあるので、早くても2ヶ月先くらいが良いかな…と個人的に思います。
私はわりと近め(車で30分)のDPSを予約しましたが、一番早い日付でやはり3ヶ月後でした。
テキサス州では、国際免許の有無に関わらず、「住み始めてから90日以内に免許を取らねばならない」というルールがあります。
しかし、そもそも試験の日程が空いておらず3ヶ月以内に本免許まで取るのはかなり難しい…というのが実態です。私自身も、周りの駐在員や駐妻も90日を過ぎて取っている人が大半なので、そこまで焦らなくても大丈夫かなという印象です。
それでも早めに仮免許が欲しい!という方は、以下の方法で探してみてください。
以下の方法であれば近い日時でもキャンセルで空きがでることがあります。
・毎朝7:30頃に予約サイトをチェックをする
・少し遠いDPSも候補に入れる



筆記試験と必要書類の準備も急いで準備してくださいね!
以前は各DPSで予約枠とは別に「当日枠(Walk-in)」として先着順での受付もしていたらしいですが、新型コロナのパンデミック以降は中止になった所がほとんどのようです。再開しているDPSも、当日枠は数人のみなので夜中から並ばないと入れなかったり難しいようです。Googleマップのレビューを見ると★1つで「並んだのに入れなかった!」などと、多少理不尽とも思える苦情も見かけます。
DPSは「予約必須」と思って、事前に予約をして行くことをオススメします。



私が行ったDPSでも、予約無しで来て追い返される人を3人ほど目撃しました。
筆記試験を受ける


仮免申請の予約ができたら、
・筆記試験
・申請書類の準備
を同時進行で行います。
まずは、筆記試験について書きます。
テキサス州の筆記試験には、次の2通りの方法があります。
- DPS(※)で通常の筆記試験(Written Test)を受ける
- オンラインコース(Adult Drivers Education Course)を受ける
①のDPSの筆記試験の場合は、仮免の手続きと同日に試験を受けるようです。
※DPS:テキサスの運転免許を管轄している機関で、免許センター・運転試験場のような場所。
日本の学科試験と同じように事前に勉強をして、本番で合格ラインを超えればOKです。



英語で試験…ちょっと、いや、かなり不安…
そう思ったあなたに朗報です!
選択肢②として、マイペースに進められるオンラインコースの筆記試験があります。
私も実際にオンラインで受験しました。紙の試験は受けていません。
筆記試験のオンラインコースについては、こちらの記事で詳しく書きました。
→【2023年】アメリカ運転免許オンライン筆記試験の体験談|内容・注意点・申込方法


オンラインの筆記試験コースとは?


上で案内したこちらの記事に詳しく書いていますが、
オンラインの筆記試験とは簡単に言うと、
自動車学校の座学で習う内容をスライドや動画でざっと見て、最後にポチポチッとテストをする
というものです。



学校や企業でe-ラーニングを受けたことがある人はイメージしやすいかと思います。
コース全体で、計6時間ほどのボリュームがあります。
私は「Aceble」(エーサブル)という会社のコースを受講しました。
割引価格の30.9ドルで受けられました。
これから受ける方は、この紹介リンクから申し込むと私と同じ10ドルOFF(元値40.9ドル→30.9ドル)になってお得です!
最後のテストが終わると発行される修了証を印刷してDPSでの仮免手続きに持参します。
仮免の申請書類を揃える


次に、仮免申請のための必要書類を揃えます。
仮免申請に必要な書類
- パスポート&ビザ(原本)
- SSN(原本)
- I-94
- 住所を証明する書類2通
- 申請用紙(DL-14)
- オンライン筆記試験の修了証
日本の免許証や国際免許証は手続きには必要ありません。しかし、不安な方は念のため持っていくと安心かと思います。
(当日車を運転していく方はいつものように携帯してくださいね)
書類について書いていたらとても長くなってしまったので、別の記事にまとめました!
それぞれの書類の取得方法を、実際に私が用意した体験談をもとに詳しく書いています。



特に、多くの日本人が苦労する「住所を証明する書類」について熱く語っています!
→【2023年】アメリカ運転免許に必要な書類のまとめ|テキサス駐妻の体験談


【ITD(インパクトテキサスドライバーズ)の動画について】
詳しくは後述しますが、テキサスでは本免許取得前にITDという動画を見ることが義務付けられています。
これは実技試験までに受ければOKなので、仮免の時点ではITD修了証は不要です。
ITD修了証は有効期限が90日以内です。
あまり早くに完了してしまうと実技試験までに90日を過ぎて再視聴することになるでお気をつけください。
仮免申請の手数料
33ドル(2023年1月現在)
クレジットカードも使えます。



私はAmexのヒルトンカードで払いました!
仮免申請当日の流れ
- 受付に並ぶ
- 着いたら予約サイトからチェックインしました。
(受付の人に指示してもらえるので、チェックインはしていなくても大丈夫そうでした) - 11時頃訪れましたが、前に5人並んでいました。
- 着いたら予約サイトからチェックインしました。
- 順番がきたら要件を伝え、受付で書類の事前確認
- ここで必要書類が足りなければ門前払いとなります。
- 私の前にいた人は全員予約がなかったり書類不足で帰らされていました。
- 受付用紙に記入
- 簡単な内容で、サインをするくらいだったかと思います。
- 椅子で待ち、番号を呼ばれたら窓口へ
- 書類提出
- 事前に受付で確認してもらった一式を出しました。
- 視力検査
- 日本とは違い、アメリカの視力検査はアルファベットの表です。
↑見えにくいですが、こんなのです。笑
- 担当者が指さした列を左から読みます。
たとえば画像の例だと、「F(エフ)、P(ピー)」といった具合です。
- その後「Backward」と言われたら逆から「P、F」のように読みます。
- メガネが必要な方はお忘れなく!
- 日本とは違い、アメリカの視力検査はアルファベットの表です。
- 署名、指紋採取、写真撮影
- 写真を撮った後に画面で確認させてもらえるので、気に入らなければ撮り直しOKです。
(下の本免許手続きの所で少し詳しく書いています)
- 写真を撮った後に画面で確認させてもらえるので、気に入らなければ撮り直しOKです。
- 費用支払い
- 私が行った所はクレカが使えて、VISA・MASTER・AMEX対応してました。


以上の手続きが終わると、最後に紙っぺらの仮免許証をもらえます。
その後2週間以内に、郵送でカードタイプの立派な仮免許が届きます。
それまでは運転する時は必ず紙っぺらのやつを携帯してください。
仮免許は、免許保有者の同乗を条件に運転を認めるものです。
ひとりで運転する時は、引き続き国際免許証と日本の免許証を携帯してくださいね。
実技試験(路上試験)の予約&本免許手続きの予約


いよいよ、実技試験(路上試験)と本免許の手続きです。
また予約が必要です。
実技試験の受験場所は、次の2つの選択肢があります。
- DPS(州の試験場)で受ける
- 予約が取りにくい
- 難易度は高めという噂
- 無料(免許の申請費用に含まれてます)
- サードパーティ(民間の試験場)で受ける
- 予約がすぐ取れる
- 難易度は低めという噂
- 別途料金が必要(50~100ドル程度)
①のDPSの実技試験の予約は埋まりやすく、かなり先の日程でないと取れません。
また、試験官によっては厳しく採点されるらしいです。
急いでいる方や運転に自信の無い方は、少しお金はかかりますが民間の試験場(サードパーティ)で受けることもできます。



うちは夫は手っ取り早くサードパーティで受けましたが、私は物は試しにとDPSにチャレンジしてみました。
私のようにDPSで実技試験を受ける場合は、
窓口で本免許手続きをした後にそのまま実技試験
という流れになります。



1時間ほどですべて完了しました。
もし、サードパーティで実技試験を受ける場合は、
サードパーティで実技試験→別日にDPSで本免許手続き
という流れになります。
DPSでの予約方法は、仮免の時と同じでこのDPS予約サイトから入ります。


↑黄色の○、Road Skills Tests の 「CLASS C」 を選んでください。
私は直近で空いていた2ヶ月後で予約しました。
私の場合は、
10月に、1月の仮免予約
1月に、3月の本免許予約
と、最初の予約から結局5ヶ月かかりました。
DPSでの実技試験は、仮免取得から90日以内に3回までチャレンジ可能です。
サードパーティ(民間)であれば予約も取りやすく、合格もしやすいと言われているので、私はまずDPSでチャレンジしてみて、期限内に難しければ民間に切り替えようと思っていました。
サードパーティで受ける場合は、直接サードパーティ試験場へ問い合わせて予約してください。
本免許の手続き用にDPSの予約も別途必要です。
DPSの予約枠はどれでもいいらしいので、左の上から2番目「CHANGE、REPLACE OR RENEW」あたりを選んでおけばいいかと思います。(心配な方は仮免の窓口で聞いておくと確実です!)
IMPACT(ITD)動画視聴
実技試験の予約が済んだら、次にITDの視聴をします。


ITD(IMPACT Texas Drivers)とは、テキサスで本免許取得前に義務付けられている動画です。
危険運転防止を啓蒙する内容で、20分×3本=計1時間あります。
筆記試験のオンラインコースを受け終わった後にメールで案内が来ました。
(DPSで筆記試験を受ける方は、そこで案内があると思います)
20分間の各動画の最後に、簡単なテストがあります。
ここだけの話、問題でググると正解が書かれたサイト出てきます。
でもちゃんと内容も理解してくださいね。
合格すると、メールで修了証が送られてきます。


この修了証は実技試験の際に必要です。90日間有効です。



実技試験の前に期限切れになると、またイチから動画見直しになってしまいます。
できるだけ実技試験の直前(数日前くらい)に見終わることをオススメします。
本免許手続き
いよいよ、本免許を取りに行きます!
※サードパーティで実技試験を受ける方は、本免許手続きの前に実技試験となります。
必要な書類、当日の細かい流れなど、現在別の記事にまとめている途中です。
後日更新します。
実技試験(路上試験)
DPSで実技試験を受ける場合は、本免許の手続きと実技試験が同日で完了します。



私の時は全部で1時間ほどで終わり、とてもスムーズでした。
後日、別記事で更新します。
私が奇跡的に一発で合格できた理由や、運転中に気をつけたポイント、注意点など知っていることすべてを詰め込む予定です!
さいごに


晴れて実技試験に合格すると、最後に試験官から紙っぺらの本免許証を受け取ります。
これは、ちゃんとしたカードの免許証が届くまでの仮の本免許証となります。(仮免とは別。ややこしい)
カードの免許証は、2週間くらい後に自宅に郵送で届きました。
免許証を手にすると、なんだか一人前のアメリカ住民として認められた気分になりました。



合格した時も、郵送で受け取った時も、本当にうれしかったです!!!!!
「免許取らなきゃ…」というプレッシャーから解放されて、ようやく肩の荷がおりました。
国際免許とパスポートを持ち歩く日々ともようやくおさらばです。



現在は免許証とクレカ1枚をスマホケースに入れていて、日常生活はそれだけですべて済んでいます!
これから免許を取得されるみなさんも、遠くない将来必ずプレッシャーから解放されます!
取るまでは大変かと思いますが、私の体験談が少しでもお役に立てるとうれしいです。



最後まで読んで頂きありがとうございました。
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