こんにちは。アメリカ駐在に帯同2年目のさっぴーです。
この記事では、初心者駐妻の私がアメリカでクレジットカードを作るまでの道のりを
振り返りながら、最短で簡単な手順をまとめていきます。
渡米前に知っておくと安心の内容になっています
クレジットカード大国のアメリカ。
どうやらポイントがガンガンもらえてお得らしいぞ。
でも、一体どうやって作るの?
まず何をやればいいの?
順番は…?
分からないことだらけ。
あ~考えるのめんどくさい…
そんなめんどくさがりの私でも、何とかお得なクレカ生活をスタートできました。
いかに最短ルートでお得なクレカを作ったかを振り返ります。
渡米前のうちから流れや考え方を把握して、作るクレカの目星も付けておくと後々ラクだと思います。
私は渡米後にクレカ選びのリサーチをする余裕がなく、先延ばしにして少し期間ロスをしてしまい後悔しています。
- アメリカ駐妻がクレジットカードを作るための下準備の流れ(クレジットヒストリー構築)
- 簡単な下準備の方法4ステップ
- クレジットスコアとはざっくり何なのか
お得な特典!
私が1枚目に作ったヒルトンの無料カード「ヒルトンオナーズカード」を作ると入会特典で無料宿泊できます!
こちらの記事に特徴やメリットデメリットをまとめましたのでよかったら参考にしてみてください✨
→【無料宿泊特典】お得なヒルトンの年会費無料クレジットカードを徹底解説!
入会ボーナスだけでヒルトン系列ホテルに3-4泊できます。
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- 2022年夏~アメリカ駐在へ帯同中
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- クレカ歴15年
- コスパに加えて、ラクかどうかも重視
- 9割はズボラでできています
アメリカでクレジットカードを使わないのは損!
アメリカは、何を隠そう 超クレジットカード大国 です。
日本はスマホ決済が浸透してきていますが、
アメリカの店頭ではほとんど(というか一度も)見たことありません。
私が知らないだけで使ってる人もいるのかな?
見かける人は、み~んなクレジットカード。(現金も根強い)
日本でもクレカ各社が入会キャンペーンを繰り広げていますが、
ポイント還元5,000円相当、よくても1万円相当というところ。
しかし、アメリカは桁が違います。
色んな会社が、10万円超えレベルのキャンペーンばんばんやってます。
アメックスや大手銀行や有名ホテルのカードなので怪しくはありません
そんなクレカ大国のアメリカで、私も入会特典をたくさんもらって、お得に暮らしてやろうじゃないか…ぐふふ…
と、渡米前に考えていました。
しかし、そんな簡単にスタートはできません。
アメリカも日本と同じで、クレジットカードを作る前に審査があるためです。
どこの馬の骨かも分からない外国人に、カードをすぐに発行してくれるわけがありません。
その審査に使われるのが、クレジットスコアという信用度。
この数字が低いと、アメリカでクレカを作ることができないのです。
クレジットスコアとは?クレジットヒストリーとは?
クレジットスコアとは?
なんか300~850点くらいの数字です。(雑)
クレカの審査以外にも、家を借りる時など色々重要な時にこのスコアが見られるらしい。
で、私たち外国人はそもそもクレジットスコアが無い。
私たちは土俵に上がることすら許されないのです。
スコア土俵に上がるためには、クレジットヒストリーというやつを構築しなければいけません。
クレジットカードを使って滞りなく支払うことも、その1つ。
自分は安全安心なユーザーだという証明をするのです。
クレジットヒストリー(クレヒス):
クレカ・車・家のローンなど様々な支払いの履歴。
SSNに紐付けて管理されている。
クレジットスコア:
クレヒスを元に算出される点数。
しかしこれ、日本のクレジットの履歴は引き継がれません。
ガーン
私が日本の楽天カードやYahoo!カードで15年もかけて築き上げたクレヒスは、
残念ながらアメリカでは何の役にも立ちません。
ということは、ゼロからアメリカのクレジットカードを作って、すべてやり直さなければいけないの…?
アメリカで、いきなり英語でクレジットカードの手続き…?
いえ、大丈夫です。
そこまで難易度の高くない、黄金ルートがあります。
これから解説する方法が、最短で簡単な黄金ルートだと思います。ぜひ渡米前に知っておいてください。
これから書く流れは、「SSNあり」を想定しています。
「SSN無し」の方向けにも、別で記事をまとめました。下の流れとあわせてお読みください。
→【駐在・留学】SSN無しでアメリカのクレジットカードを作る5つの方法まとめ
駐妻がお得なクレジットカードを作るための最短かつ黄金ルート解説
実際に私がクレジットカードを作る前に行った準備の大まかな流れをまとめておきます。
渡米前にできることは①と②だけなので、③と④は渡米後にやることとして流れや考え方を把握しておいてくださいね。
- 夫の渡米前に、夫が「JAL-USAカード」もしくは「ANA-USAカード」を作る
(時期:夫渡米90日前から。渡米後でもOK) - 妻の家族カードを申込
(時期:妻のVISA取得後) - 妻のSSNを取得
(時期:渡米後できるだけ早く。私は1週間後) - 「JAL-USAカード」もしくは「ANA-USAカード」をジョイントカード(共同名義)にする
(時期:SSNカードが届き次第。私は渡米1ヶ月後)
これで、お得なクレカに申し込める状態になります。
ステップごとに解説します。
①渡米前に夫の「JAL-USAカード」もしくは「ANA-USAカード」を作る
時期:夫の渡米90日前から申込み可
問合せ先:JAL-USAカード事務局へメールか電話(日本語OK)
手数料:無料(別途年会費はかかります)
まずは、夫名義でJAL-USAカード もしくは ANA-USAカードを作りましょう。(年会費20ドル/50ドル程度)
駐在員や留学中の日本人の間ではド定番のカードなので、すでに名前は聞いたことがある人も多いかもしれません。
どこぞの馬の骨か分からない私達が、アメリカでクレジットカードを作ることができる数少ない道なのです。
JALかANAのどちらを選ぶかどうかは、赴任先の最寄り空港のキャリアで決めていいと思います。
このカードは日本国内で申請できますが、れっきとしたアメリカのクレジットカードです。(発送・受取は渡米後のみ)
このカードを使えばアメリカでクレジットヒストリーを作ることができます。
うちの夫の場合は、日本で早めにJAL-USAカードを申請して、渡米3週間後に現地の勤務先にて受け取りました。
(渡米後しか発送してもらえないので、これくらいの日数がかかってしまいます。最初の3週間だけは仕方なく日本のクレジットカードを使っていました)
そこからクレジットヒストリーをコツコツ作っていきます。
日本のクレジットカードは毎月まとめて口座引き落としが多いですが、アメリカのクレジットカードは一般的に好きなタイミングで支払い(口座引き落とし)ができます。こまめに支払って、請求の残高を貯めない方がクレヒスにいいと言われています。
この点で、我が家はとんでもない失敗をしました。
日本では私がすべて家計管理をしていましたが、駐在にあたって夫が先に渡米し、私も準備でバタバタしていたのでアメリカでのカードの支払いなどは夫に任せて完全にノータッチでした。楽天的な夫はこのあたりの確認がルーズで、あろうことか毎月定額払いに設定して放置していたことが、後から発覚…。要するにリボ払いのようなものですが、「リボ」という名前ではないので夫も危険性に気付かず、アメリカは元々そういう仕組みだと思い込んで設定したそうです。
そして知らない間に利息が発生… (白目)
私が渡米後に気付いた時には、すでに計100ドル(約13,000円)も払ってしまっていました。毎月の自動引き落としに上乗せされており、夫は履歴や請求書を見ておらず気付いてすらいませんでした。
悲しい失敗ですが勉強代だと思って、それからはもちろん定額払いはやめて、週に1度くらいマメに支払うようにしています。操作はパソコンやアプリで簡単にでき、慣れれば10秒程度です。
皆さんはこんな失敗がないように、クレカを使い始めたら必ず確認してくださいね!
②妻用の家族カードを申込
時期:妻のVISAを取得したら
問合せ先:JAL-USAカード事務局へメールか電話(日本語OK)
手数料:無料
妻のVISAができたら、上記カードの家族カードを申し込むことができます。
JAL-USAカードの問い合わせ窓口へ電話かメールで申し込み可能です。
この家族カードのおかげで、私も渡米後すぐにクレジットカードが使えて買い物の時に助かりました。
この家族カードでは私のクレヒスは貯まらないのですが、後で説明するちょっとした裏技によってとても意味のあるカードとなります。
③渡米後できるだけ早くSSNを取得
時期:妻の渡米後できるだけ早く(私は渡米1週間後に行きました)
問合せ先:居住地のSSNオフィス
手数料:無料
所要日数:1週間~数ヶ月(私は10日で届きました)
SSN(ソーシャルセキュリティーナンバー・社会保障番号)は、クレジットカード取得だけでなく、様々なシーンで必要になってきます。
早いうちに取得しておきましょう。
私は渡米1週間後、まだランナーズ・ハイ状態のうちに行きました。
その後見事に燃え尽きたので、早めに行っておいてよかったと心底思いました。
SSN取得手続きに必要な「戸籍謄本の英訳」を自分でやってみた話をこちらの記事で書いています。
チャレンジしてみたい方は覗いてみてくださいね。
→【公証無しでSSN取得できた!】戸籍謄本の英訳は自分で簡単にできる!
④JAL-USA/ANA-USAの家族カードをジョイントカード(共同名義)にする
時期:妻のSSN取得ができたらすぐ(私は渡米1ヶ月後に実施)
問合せ先:JAL-USAカード事務局へメールか電話(日本語OK)
手数料:無料
所要日数:私は10日で完了の連絡がきました
これが意外と知らない方もいるポイントです。
SSNを取得したら、すぐに家族カードをジョイントカードに変更してください。
大事なことなので、もう一度書きます。
家族カードという”さなぎ”から、ジョイントカードという”蝶”にしてやってください!!!
例えが分かりにくい。
蝶…ではなく、ジョイントカードにすることで、妻の扱いが「家族会員」から「セカンダリー(Secondary)会員」に変わります。
家族会員では先述の通りクレヒスもクレジットスコアも付きませんが、
セカンダリー会員になるだけで、妻にも夫とほぼ同じクレジットスコアが付きます。
カードそのものや番号は変更なく、今まで通り使えます。
毎月の引き落としに使っている場合も変更する必要は一切ありません。
・パスポート
・SSN(署名付き)
・居住証明書(妻名義の賃貸契約書や光熱費の請求書)
これらの写真をメールで送るだけでOKでした!
賃貸契約書(Lease Contract)には、渡米後なるべく早く、不動産屋やリーシングオフィスに頼んで妻の名前を追加してもらっておくといいかと思います。
夫婦共同名義の賃貸契約書は、大事な書類として今後も大活躍します。
私は、子どもの入学手続き、SSNの取得、運転免許の取得、図書館カードの作成などで賃貸契約書を提示しました。
この方法以外にも、収入無し・クレヒス無しの駐妻でも作れる「Discover」というクレジットカードもあります。この場合は、Discoverカードを作ってから数ヶ月間はこのカードを使って妻個人のクレヒスを構築することになります。(Discover自体はお得度は低いので、あくまでもクレヒス構築用のようです)
私は最短ルートで行きたかったので、手っ取り早いJAL-USAカードのジョイントカード化を選びましたが、もし夫がJAL-USA / ANA-USAカードを作らない場合は、妻はDiscoverでクレヒスを貯めるのも選択肢だと思います。
このJAL-USAカードをジョイントカード化した時点で、夫の渡米時期によってはすでにクレジットスコアが付いているかもしれません。
すると、この瞬間からいつでもお得なクレジットカードを申請できるというわけです!
なんという最短ルート!!!
私は夫渡米5ヶ月後にジョイントカードにしましたが、あろうことか、クレジットスコアを確認していませんでした。疲れて果てて、すべてがどうでもよくなっていたのです。みなさんはエネルギーが切れる前に、ぜひ…!
夫の銀行口座をジョイントアカウント(共同名義)にする
妻のクレジットカードを作る上で必須ではありませんが、この流れでやっておくと便利なのが、
「夫の銀行口座を夫婦のジョイントアカウント(共同名義)にする」ことです。
時期:妻のSSN取得ができたらすぐ(④と前後してもOK)私は渡米1ヶ月後
問合せ先:銀行へ夫婦で直接来店(銀行によってはオンライン予約が必要な場合も)
手数料:無料
所要日数:その場で完了
※手続きに必要なものは、銀行によって異なるので事前に確認ください。私はSSN、パスポート、住所証明書類を持参しました。
ジョイント口座(共同名義)にすることで、妻も自分の口座として扱うことができます。
・夫に万が一のことがあった時に、妻にも口座の権利があって安心
(凍結されて引き出せない!ということがない)
・妻の口座を新たに作るよりも開設手続きがラクで早い
・余分な口座を作らずに済むので管理がラク
・口座の管理手数料を節約できる
・妻が自分のデビットカードでお金を出し入れできる
・クレジットカードによっては、妻名義の口座が必要なこともある。
・残高証明書に妻の名前も入るので妻の住所証明書類に使える(下記【こぼれ話】参照)
日本だと銀行口座は個人でしか持てませんが、アメリカは共同名義も一般的らしいです。
死亡や相続などの時に手続きしやすいし、理にかなってると思う!
なんで日本じゃダメなんだろう…
ジョイント自体はその場で完了します。
その1週間ほど後に、妻名義のデビットカードが届きました。
そのカードでお金をおろしたり、買い物したりできます。
お店のレジでデビットカードで支払うと、画面に「Do You Want Cashback?」と出てきます。最初「キャッシュバック?なんで?怪しい勧誘???」と思いましたが、このcashbackとは「銀行からお金を引き出す」ことなんです。YESを押すと、手数料無しで現金をおろすことができます!レジの店員さんから受け取るか、セルフレジの場合はおつりの所からお金が出てきます。ATMは手数料がかかることが多いので、現金が必要な時にはこのcashbackがめちゃくちゃ便利です!
→【2023.10追記】先日Krogerでこの引き出し方法で初めて手数料が必要でした。お店によってかかるようなので、
お気をつけてください。
さらにこの時はエラーで引き出せず、結局急いで銀行のドライブするーATMに行きました。めちゃくちゃ便利!
アメリカで運転免許を取る時に、テキサス州では「住所を証明する書類」が2点必要です。「90日以内の銀行の残高証明書」もその書類として使えます。夫だけの名義の口座では妻の書類として使えませんが、ジョイントしておけばOK!
Webのマイページから必要な時にいつでも最新版を印刷できます。
同じく、ジョイントしたクレカの明細も住所証明として採用してもらます。私はさらに予備として「90日以内のスマホの請求書」も用意していました。(Telloという格安スマホを使っていますが、Webのマイページから印刷できました)
※2023/6 追記 →免許取得の書類についてこちらの記事で語り尽くしました!
予備の武器が多いほど、当日安心して臨むことができると思います。どんなものが住所書類として使えるのか、ご自身の州の運転免許ホームページで確認してみてくださいね。
さて、
クレカの後悔ポイント ー渡米前にリサーチしておけばよかった!
ここまで来たら、お得なクレジットカードを申請する体制が整いました!
あとは夫婦ふたりのクレジットスコアが付くのを待つのみ…!
しかし、私はこの時期に燃料が切れてしまい、
クレジットカードについて考えることを放棄してしまいました。
そして、ろくにクレジットスコアも確認しないまま数ヶ月放置…。
みなさま、反面教師にしてください…
アメリカでの生活にもまだ不慣れな中で、子どもの学校のこと・イベント(ハロウィン)・旅行の計画・駐妻付き合い・船便の荷ほどき・家の片付けなど、日々のそういうことに追われ、どうにも「クレジットカードをリサーチして手続きをやるぞ!」という気力がわかない状態が続きました。
ある日ふとクレジットスコアを見ると、私にもちゃんとついててびっくり!!!
慌ててクレジットカードを調べ始めて申請したわけですが、おそらく本来なら3ヶ月以上早く作れていたのだと思います。
みなさんはこうならないように、渡米前の余裕のあるうちに、ある程度クレジットカード作成の計画を立てておくことを強くオススメします。
最も心理的に負担なのが事前調査(リサーチ)です。
それを予め済ませて作るカードを決めておけば、後は機械的に申請するだけなので、
私のような燃料切れ状態に陥った場合でも何とかなるかな~と思います。
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