こんにちは。2022年からアメリカ駐在に帯同中のさっぴーです。
インスタでフォロワーさんとお話している時に、ポロッとこんなお悩みを聞きました。
夫がF-1ビザでアメリカに来ているのでふたりともSSNが無くてクレジットカードが作れなくて、銀行のデビットカードしか無いんです。
え~~~!
留学・インターン・トレーニーなどなど、
ビザの制限や様々な事情でSSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)を取得できない方もいらっしゃいます。
そして、
SSNが無いとクレジットカードを作れない
そう聞いて、諦めている方も多いのではないでしょうか?
何か方法ないの!?
おせっかいは承知しつつ、自分の勉強のためにも調べてみました。
そして、分かったことは、
SSN無しでもクレカは作れる!
もちろん審査があるので必ず作れるという保証はありませんが、門戸は開かれています。
方法は、大きく5パターンがあるとわかりました。
この記事では、
・手続きの難易度
・審査の通りやすさ(予想)
・年会費
をもとに、私が申し込むとしたら手が出しやすそうだと思うものから順にまとめていきます。
今回DMのやり取りを通して、自分が駐在者の配偶者ビザで当たり前にSSNを取ることができたのは恵まれたことだったんだ…と知ることができました。
いろんな方のお話を聞けると、知らなかった世界を知ることができ自分の無知に気付くこともできます。ありがとうございます。
- 30代 2児の母(7才・5才)
- 2022年夏~アメリカ駐在へ帯同中
- 節約は趣味を通り越して身体の一部
- クレカ歴15年
- コスパに加えて、ラクかどうかも重視
- 9割はズボラでできています
本記事は、「こういう方法がある」という紹介までにとどまっております。それぞれの具体的な開設手順もいずれまとめたいと思っていますが、急いでカードを作りたい方で実際の手順で何かお困りごとがあればお問い合わせフォームかインスタグラムのDMからご相談ください。
1.JAL-USA or ANA-USAカードを作る
まず、今回調べた中でもっともスムーズに作成できると思われるのが、JAL-USAカード もしくは ANA-USAカードです 。
これらは日本にいながらにして作れる数少ないアメリカのクレジットカードで、SSN無しで申請できます。
アメリカの住所(勤務先でもOK)が分かれば渡米前でも申請できます。
申請は日本からできますが、カードを受け取れるのは渡米後のみです。
すでにアメリカに引っ越し済みの方も申請できます。
日本語で手続きが完了するので英語が苦手な方でも安心です。
これがもっとも手っ取り早くて確実な方法可と思います。
申請可能時期:夫の渡米90日前から申込み可(渡米後でもOK)
問合せ先:JAL-USAカード公式サイトor ANA-USAカード公式サイトからオンライン申込(日本語対応)
年会費:20ドル or 70ドル
- 渡米前に申し込めて早い段階で利用開始できる
- 日本語で手続き可能
- Mastercard/VISAなのでどこでも使える
- 入会ボーナスがある
- フライト利用時に優先チェックインなどの特典がある(ANAのみ)
- 年会費がかかる
- ポイント還元率は高くない
以下、JAL-USAの申込画面に書いてある入会要件から抜粋します。
- JALマイレージバンク会員の方
- 年齢18歳以上の方
- アメリカ50州内に定住所をお持ちの方、あるいは90日以内にアメリカに赴任予定の方(*1)
- アメリカにて、定収入をお持ちの方(*2)
*1 日本からお申し込みの場合は、少なくとも以下の情報が確定しており、変更がないことを確認してからお申し込みください。
- 赴任日/勤務先住所/ビザタイプ(例︓E1、J1、L1、Green Card等) / 年収(概算)
*2 企業留学の方は派遣先企業からの財政支援証明書のご提出をお願いしております。
- 詳細はお申込み後別途ご連絡を差し上げますので、予め大学提出用に作成された英文の証明書(支援額要記載)をご用意下さい。
企業留学の方もOKと明記されています!
我が家は留学ではなく駐在家庭ですが、渡米後すぐに使えるように1枚目としてJAL-USAカードを作成しました。
年会費はかかってしまいますが、ボーナスマイルももらえますし普段使いでもマイルが貯まります。
JALかANAのどちらを選ぶかは、居住先の最寄り空港のキャリアで決めていいと思います。
まずこのカードを作ってクレジットスコアを上げて、半年~1年ほど経ってから2枚目の申請にチャレンジするのもアリアリです。
SSNが無いまま使い続けるとクレジットスコアが貯まらないという説もありますがこれは誤りでちゃんとスコアがつくという情報がありました。
妻はジョイントカードを作れば審査要らずで、年会費もかかりません。
通常の家族カードではなく、必ず「ジョイントアカウント」として作りたい旨を伝えてください。
そうすると妻の分のクレジットヒストリーも貯まり、今後妻名義のクレカも作りやすくなります。
JAL-USAカードの作り方は、こちらの記事の手順①②にもまとめています。
上のリンクを押していただくと記事の該当箇所にジャンプできます
2.銀行のセキュアカードを作る(Secured Credit Card)
次に実現しやすそうなのが、銀行のセキュアカード(Secured Credit Card)を作る方法です。
調べたところ、Bank of America 、 Capital One あたりが作りやすそうです。
銀行窓口に行って手続きをします。オンラインだと難しいようです。
すでに口座を開設済みであれば、その銀行に行くとスムーズかと思います。
Chase、Citi、WellsFargoなどもどうやら作れそうなので、一度問い合わせてみる価値はあります。
このセキュアカードというのは、始めにデポジットとしてまとまった金額を銀行に預けておいて、その金額の範囲内でクレジット利用できる仕組みです。最低300ドル~が一般的。
デポジットのお金は、解約時かしばらく安全に使っていると返してもらえるので安心してください。
Bank of Americaのセキュアカードは、年会費無料で、利用分の1%~3%のポイントが貯まるようです。
デビットカードを使うよりはるかにお得ですね!
セキュアカードにもいくつか種類があるので、詳しくは銀行担当者に確認してみてください。
学生向けの「Student Card」も用意されています。
申請可能時期:渡米後、住所が確定してから
問合せ先:銀行へ直接来店(予約が必要な場合も)
年会費:無料
- 年会費が無料
- 上限があるので使いすぎない
- ポイント還元がある(一部カードは無し)
- デポジットが必要
- 窓口で英語で手続きが必要
申込の必要書類は銀行によりますが、主に以下の通りです。
- パスポート
- アメリカのID(免許証)
- 住所を証明する書類(賃貸契約書、光熱費の請求書など)
住所の証明書類についてはこちらの免許取得についての記事でもまとめているので、書類の用意にお困りの方は参考にしてみてくださいね。
似た名前で「Unsecured Credit Card」もありますが、これは普通のクレジットカードになってしまうのでSSN無しだと審査が厳しいそうです。ご注意ください。
3.日本のアメックスカードの信用を引き継ぐ(Amex Global Transfer)
日本で一定期間アメックスのクレジットカードを使っていたユーザーは、特例的にアメックスの「Global Card Transfer」というサービスで日本での信用をアメリカへ引き継いでクレジットカードを作成可能です!
そのためには、渡米前に日本でアメックス発行のクレジットカード(プロパーカード)を作り、少なくとも3ヶ月以上利用する必要があります。
渡米までまだ期間があり現状アメックスユーザーではない方は、渡米の半年前頃にはアメックスに申請して着々と使っておくと安心かと思います。
すでに渡米済みの方でも、日本でアメックスのクレジットカードを3ヶ月以上使っていたのであれば対象です。
(解約してしまった方は対象外だそうです)
- ほぼ確実に作れる
- オンラインで手続きできる
- いきなりアメックスゴールドのような人気の高還元カードが作れる
- 初期からポイントがざくざく貯められる
- 日本のアメックスカードの年会費がかかる
- アメリカの入会ボーナスがもらえない
- アメックスが使えない店も時々ある
申込に必要な情報次の通りです。
- Amexの会員ナンバー
- アメリカの住所
- アメリカの電話番号
- アメリカの銀行口座の詳細
- パスポート情報
- 勤め先の情報
この引き継ぎで作れるのは1枚限定です。
残念ながら入会ボーナスはもらえないそうです。
どのカードを選ぶか迷うところですが、渡米当初は生活立ち上げで何かとお金がかかります。それをクレカで支払ってポイントをたくさん貯めたいのであれば、最初の1枚でアメックスゴールドカードなど優秀な有料カードを入手するといいと思います。
逆に、入会ボーナスをしっかりもらいたい方は、アメックスゴールドのような大きなクレジットカードはこのGlobal Transferでは作らずに後にとっておいてもいいと思います。1枚目では、アメックスの無料カード(ヒルトンオーナーズやアメックスブルービジネスカード)を選ぶと、日本に帰国後も保持しやすくていいと思います。
4.アメリカのアメックスカードにいきなり申請する
調べている中で、日本人の帯同者がSSN無しでそのままアメックスに申請して審査に通った事例もありました。
SSNの代わりに、パスポートが身分証明に使えたそうです。
ただし、この場合は上記1か2のカードである程度クレジットヒストリーを貯めた後だったのかもしれず、スコアがどういう状態だったのかはちょっと不明です。
1.2を飛ばしてチャレンジしてみたい方は、ダメ元で上記3の方法と同じサイトから申し込みます。
入会ボーナスもGETできます。
もし審査をクリアできれば、今回の選択肢の中でもっとも手っ取り早く還元率の良いカードを手にできます。
申請可能時期:渡米後、住所が確定してから
問合せ先:アメックスカードのサイトからオンライン申込の後、電話で手続き(5分程度)
年会費:無料~
- アメックスで好きなカードを作れる
- 入会ボーナスがもらえる
- ポイント還元がある
- 英語で電話手続きが必要
- 今回の選択肢の中では審査に落ちる可能性が高
- アメックスが使えない店も時々ある
電話ではパスポート情報を聞かれるそうです。
5.ITIN(納税者番号)を使って申請する
SSNの代わりにITIN(納税者番号)を使ってクレジットカードを作ることができます。
ITIN=Individual Tax Identification Number(個人納税者番号)
年度末のTax Returnの際に必要になる、個人に与えられる番号です。
J-2ビザなどの配偶者や子どもにとっては納税のためではなく、家族控除を受けるために使うそうです。
様々な場面でSSNの代わりに使うことができます。
ITINで申請する時は、アメックスの無料カードであれば審査に通りやすいそうです。
私はSSNがありましたが、最初にアメックスヒルトンオーナーズカードという無料カードを作りました。
このカードについては、こちらの記事で力説していますのでよかったら覗いてみてください。
申請可能時期:渡米後、住所が確定してから
問合せ先:アメックスカードのサイトからオンライン申込
(その後追加の書類提出を求められることが多い)
年会費:無料
- 年会費が無料
- 入会ボーナスがもらえる
- ポイント還元がある
- ITINの手続きが必要
(元々ITINがある方にはデメリット少ないです) - アメックスが使えない店も時々ある
Form W-7という書類に必要事項を記入し、IRS=米国内国歳入庁に提出します。
提出からITINが発行されるまで7週間ほどかかると言われているので、これでクレカを作成したい方は早めに手続きすることをオススメします。
まとめ&補足
SSN無しでクレジットカードを作る方法は、大きく次の5通りあるということが分かりました。
- JAL-USA or ANA-USAカードを作る
- 銀行のセキュアカードを作る(Secured Credit Card)
- 日本のアメックスカードの信用を引き継ぐ(Amex Global Transfer)
- アメリカのアメックスカードにいきなり申請する
- ITIN(納税者番号)を使って申請する
この他にも、以前は「ディスカバー カード(Discover Card)」がSSN無しで作れるクレカとして定番だったそうですが、現在はSSN無しでは申請できなくなったそうなのでご注意ください。
クレジットカードがあると日々のお買い物でポイントを貯められたり入会ボーナスで無料で旅行ができるなどとてもお得です。
様々な事情でSSNが取得できない方々も、今回紹介した方法でチャレンジしてみる価値はあるかと思います。
これらの方法で作ったカードをお得に使い続けるのもよし、
コツコツ使ってクレジットヒストリーを作ってさらに特典の大きなカードを狙うのもよし。
こちらの記事では一般的な駐在員・駐妻向けのクレジットカード作成の手順やポイントをまとめています。
SSN無しの方にとっても参考になる情報が入ってますので、ぜひあわせてお読みください♪
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