海外駐在や留学中に今のスマホは使えるの?
新しく買い替えなきゃダメ?
この記事では海外で使える「デュアルSIM対応スマホ」とそのメリットデメリットをまとめていきます。今のスマホを使い続ける方法もありますので、是非読んでみてくださいね。
留学や駐在に行く前に、スマホについてしっかり計画して用意しておくと安心です!
- 30代 2児の母(7才・5才)
- 2022年夏~アメリカ駐在へ帯同中
- 節約は趣味を通り越して身体の一部
- 格安SIM歴8年・利用経験6社
(DTI・mineo・IIJmio・LINEモバイル・OCNモバイル・楽天モバイル) - 現在はiPhone1台で日米の格安SIMをデュアルSIMで運用中
(楽天モバイル × Tello Mobile) - 好き:ベーグルとカフェオレ・文章を書くこと・コスパがいいもの
- 苦手:虫・パイナップル・めんどくさいこと
私が実際に使っているスマホは?
私が実際にアメリカで使っているSIMとスマホ本体の組み合わせはこちらの通りです
①国内SIM→楽天モバイル
②現地SIM→Tello Mobile(アメリカの格安SIM)
③スマホ本体→iPhone SE2
①楽天モバイルについては、こちらの記事で詳しくまとめています。
→楽天モバイル体験談!選んだ理由・実際に使って感じたメリットデメリット・注意点
②現地SIMについてはこちらの記事をご覧ください。
→アメリカでも使えるおすすめスマホと格安SIMまとめ
③本記事では、このスマホ本体の機種について解説していきます。
私はiPhoneSE2を使っていますが、androidでも対応機種はあります。詳しくは記事の中で書いていきます。
デュアルSIM対応スマホとは?
スマートフォン1台に「楽天モバイル」と「現地SIM」の
2枚のSIMを入れて、日本用とアメリカ用で使い分けることができます。
それが出来るのがデュアルSIM対応スマホ!
それはデュエル~!
デュアルSIM対応スマホとは、SIMカードを2枚入れて用途に応じて切り替えができるスマホのことです。
デュアル(dual)は「二重の」という意味です
SIMカードとは?
(クリックで開きます)
・「加入者の情報を記録したICカード」という意味で、契約者情報や電話番号が紐付けられた自分固有のカード
・個人でも簡単にSIMカードを抜き差しできるので、同じ契約のままスマホ端末を変えることが可能(SIMフリースマホの場合)
・格安通信業者(MVNO)でSIMカードのみを購入、契約ができる
このSIMカードを2つ入れることによって、例えば「仕事用のdocomoのSIM」と「プライベート用の格安スマホのSIM」のように1台で2つの契約(電話番号)を使い分けることができます。
私は、
「日本用のSIM」と
「アメリカ用のSIM」
の2つをデュアル使い分けです。
デュアルSIMスマホのメリット
2つのSIMをスマホ1台にまとめることによって次のメリットがあります。
① 通信費を安く抑えられる
こちらの記事で解説している通り、国内SIMを楽天モバイルにすることによって月約1,000円で電話番号を維持できます。海外用SIMも自分に合ったプランを選ぶことにより、通信費の節約になります。
Softbankのアメリカ放題など国内SIM1枚でアメリカでも使えるプラン(海外SIMが不要)もありますが、2つのSIMをうまく使い分ける方が通信費はお得です。
② スマホ2台を使い分ける面倒臭さが無い
1台にまとめられるので、日本用とアメリカ用で2台のスマホを持つ必要がありません。
私も数年前にガラケーとスマホの2台持ちをしていた時期があり、2台持ちのわずらわしさを実感しました。
一番困ったのは充電忘れ。毎回2台を充電するのが面倒であまり使わない方は結局放置してしまい、いざ使おうとした時に電池切れ!というケースが何度もありました。
小さいながらもバッグの中で地味にかさばって荷物が増えるという不満もありました。
通信の際に使うSIMの切り替えの操作は、スマホの設定から10秒足らずでできます。
また、発信をする際はどちらの回線を使うかそのたびに選択できます。
私は回線をこのような感じで使い分けています。
- 毎月初めはメインを楽天モバイルに設定(2GB無料なので)
- アメリカのアプリを使う時はTello Mobileに切り替え
(アプリによっては楽天回線だと海外からのアクセスと見なされてアクセスできません) - 楽天の2GBを使い切ったらTello Mobileをメインに変更
→Telloは容量が余ったら翌月に繰り越して、翌月分を安いプランに変更もできます。 - どちらかが繋がりにくい時は回線を切り替えてみる(改善しないことも多いですが😅)
- 一時帰国時など日本国内では楽天モバイルメインにしてTello Mobileは使わない
デュアルSIMスマホのデメリット
① 新しくスマホ端末の購入が必要(今のスマホがデュアルSIM非対応の場合)
1台にまとめるためには、デュアルSIM対応のスマホが必要です。今持ってない人は新たに購入費用がかかります。
また、データを移行する手間がかかり、使い勝手も変わり慣れるまでにしばらくかかるかもしれません。
② 2つのSIMカードの設定が少し面倒
デュアルSIMの始め方
まずはデュアルSIM対応スマホ本体が必要です。
ここでは1台持ち前提で解説しますが、SIMごとにスマホ2台持ちで運用もできます。2台持ちについては記事の下の方で軽く書いています。
今使っているスマホを海外でも使い続けたい方は、
まずは、今のスマホがデュアルSIM対応か確認してみましょう。
- iPhoneユーザーの方:
2019年発売のiPhone XSとXR以降の全モデルが、デュアルSIMに対応しています。 - Androidユーザーの方:
GoogleやYahoo!などで「機種名 仕様」で検索して、SIMの項目を要チェック。
下の写真のように「SIM×2」または「nanoSIM/eSIM」と記載あればOKです。
今のスマホがデュアルSIM対応の場合は、
アメリカで使うために、次のステップで確認を進めてください。
- SIMフリーかどうか
- Docomoやauなど決まったキャリアしか使えない=「SIMロック」状態のスマホはNGです。SIMロック解除もできますので、ショップにお問い合わせください。
- アメリカのバンド・周波数・VoLTEに対応しているか
→この記事の後半でも説明していますが、 アメスマ など専門通信業者のお問い合わせフォームから確認するのが確実かつ早いです。 - 楽天モバイル(もしくは他業者の国内SIM)に対応しているか
→各社公式サイトで確認できます。楽天の場合はこちら
これをクリアできれば、あとは必要なSIMカードさえ買い足せば今の機種のままアメリカでも使えます。
今のスマホがデュアルSIM対応でない方も、個人的にはこの機会に新しくデュアルSIMスマホを購入するのがオススメです。
1台にまとめるメリットはそれほど大きいと思います
次に、具体的な機種の話です。
【iPhone編】
iPhoneの中でデュアルSIMに対応している機種は、2019年発売のiPhone XSとXR以降の全モデルです。
デュアルSIM対応のiPhone一覧
- iPhone XS
- iPhone XS Max
- iPhone XR
- iPhone 11
- iPhone 11 Pro
- iPhone 11 Pro Max
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone 12 mini
- iPhone 12
- iPhone13 Pro/ iPhone12 Pro Max
- iPhone 13 mini
- iPhone 13
- iPhone13 Pro/ iPhone13 Pro Max
- iPhone SE(第3世代)
- iPhone 14/14 Plus
- iPhone14Pro/ProMax
SIMフリーの上記機種であれば、あとは日本とアメリカそれぞれのSIMの契約をするだけでOK。
私は楽天モバイルをe-SIMで申し込み、
アメリカの格安SIMはSIMカードにしました。
なぜ楽天モバイルをe-SIMにしたかというと、現地SIMの選択肢を広げておくためです。
現地SIMとして日本語対応のアメスマを申し込む場合、アメスマはe-SIM対応ではないのでnanoSIMの枠を空けておく必要があります。
また、私が実際に使っているTello Mobileはe-SIM対応ではありますが、万が一e-SIMで開通時にトラブルがあると英語での対応になり大変そうだなと思います。(めったにないかもしれませんが、ネットの口コミを見ているとSIMカードよりはe-SIMの方がクレームがよく書かれている印象です)
以上の理由から、私は渡米前に楽天モバイルをe-SIMで開通しました。
e-SIMについてはこちらの楽天モバイルの説明ページもご覧ください。
→eSIMだから実現する 簡単・手軽な申し込みスタイル | SIM | 製品 | 楽天モバイル
現地SIMについてはこちらの記事にまとめています。
→アメリカでも使えるおすすめスマホと格安SIMまとめ
デュアルSIM非対応のiPhoneを使っている場合は?
今XS /XRより前のiPhoneを使ってるんだけど、これは使えないの?
XS /XR より前の機種はデュアルSIMではありませんが、日本かアメリカどちらかのSIM(シングルSIM)で運用するのであれば引き続き利用できます。
・ iPhone 6s以降の全iPhone モデル が楽天モバイルに対応
・iPhone 7以降の全iPhone モデル がT-Mobile回線(Tello Mobile、アメスマ)に対応
となっています。
とは言え、個人的にはデュアルSIMの利便性はかなり大きいと思うので、この機会に新しいiPhoneに買い換えるのも選択肢かと思います。
アメリカで知り合う日本人の駐妻さんは2台持ちをしている人が多いですが、みんな運用が面倒だと言っています。
今、楽天モバイルでもiPhoneのセールを開催中で、お得にiPhoneを購入できます。
私は渡米前にiPhoneSE(第2世代)に機種変更しました。
友人やネットでの口コミで評判が良く、2年前発売なのでiPhoneの中ではリーズナブルです。
SE第3世代や12miniなどもキャンペーンで安くなっていることが多いですね。
【Android編】
GoogleやMotorola製であれば、T-mobile回線で使えるようです。
各社公式サイトやAmazonなどのネットショップで、SIMフリーモデルを買うことができます。
楽天モバイルやその他使いたいSIMに対応しているかは公式サイトで確認してください。
(楽天モバイルの場合はこちら)
Google Pixel などは楽天モバイルでも販売していますが、購入前にアメリカでも利用可能か確認してください。
日本購入のGoogle Pixel7が、Tello Mobile(アメリカ格安SIM)で非対応だったという報告ももらいました。
(TelloMobileのサイトで対応してるかどうか、申し込み前に確認ができます)
その他の注意点としては、Androidの場合はデュアルSIMのスロット(カードを入れる部分)がデータ保存用のmicroSDカードスロットと兼用になっているものが多いです。この場合は、SIMカード2枚入れる場合は、microSDカードは使えません。
最近の機種は本体の容量が大きいです。
私は128GBのiPhone本体のみで運用しています。
私の失敗談!
私は最初、アメリカでも使うつもりで Androidの「OPPO Reno5 A」という機種を購入しました。
しかし、OPPOやHUAWEIのような中国メーカーはアメリカの接続は不安定・保証外ということが分かり、その後iPhoneを買い直しました。
→この機種自体はとても気にっていてサブ機として自宅のWi-Fiで使っています。
OPPO Reno5 A (楽天モバイルの商品ページ)
この機種は、とてもコスパに優れており評価の高い機種です。
残念ながらアメリカでは非対応でしたが、周波数が対応している国であればかなりオススメです。
機種選びの注意点(周波数帯とバンドを必ず確認しよう!)
海外で使う場合は、スマホ本体が、通信キャリア(アメスマの場合はT-mobile)が使っている周波数帯とバンドに対応していなければいけません。
使いたいスマホの仕様と通信会社の周波数帯を、購入前・契約前に必ず確認してくださいね。
アメスマなど専門通信業者のお問い合わせフォームからプロに確認するのが確実です。
iPhoneは基本的に全世界対応なので大丈夫だと思いますが、念のため申込み前に確認しておくと安心かと思います。
参考:
・こちらの記事(ハナセル T-mobile回線)ではiPhoneと代表的なAndoroid端末がアメリカで使えるか機種別に表になっています。
・アメリカの通信業者各社が3G、4Gで使用している周波数帯とバンドはこちらの記事(アメスマ)を参照ください。
・T-mobileの周波数帯別のカバレッジマップを見ると自分が住む都市周辺に4Gと5Gが普及しているか確認できます。
デュアルSIMスマホのメリット
2つのSIMをスマホ1台にまとめることによって次のメリットがあります。
① 通信費を安く抑えられる
こちらの記事で解説している通り、国内SIMを楽天モバイルにすることによって月約1,000円で電話番号を維持できます。海外用SIMも自分に合ったプランを選ぶことにより、通信費の節約になります。
Softbankのアメリカ放題など国内SIM1枚でアメリカでも使えるプラン(海外SIMが不要)もありますが、2つのSIMをうまく使い分ける方が通信費はお得です。
② スマホ2台を使い分ける面倒臭さが無い
1台にまとめられるので、日本用とアメリカ用で2台のスマホを持つ必要がありません。
私も数年前にガラケーとスマホの2台持ちをしていた時期があり、2台持ちのわずらわしさを実感しました。
一番困ったのは充電忘れ。毎回2台を充電するのが面倒であまり使わない方は結局放置してしまい、いざ使おうとした時に電池切れ!というケースが何度もありました。
小さいながらもバッグの中で地味にかさばって荷物が増えるという不満もありました。
通信の際に使うSIMの切り替えの操作は、スマホの設定から10秒足らずでできます。
また、発信をする際はどちらの回線を使うかそのたびに選択できます。
私は回線をこのような感じで使い分けています。
- 毎月初めはメインを楽天モバイルに設定(2GB無料なので)
- アメリカのアプリを使う時はTello Mobileに切り替え
(アプリによっては楽天回線だと海外からのアクセスと見なされてアクセスできません) - 楽天の2GBを使い切ったらTello Mobileをメインに変更
→Telloは容量が余ったら翌月に繰り越して、翌月分を安いプランに変更もできます。 - どちらかが繋がりにくい時は回線を切り替えてみる(改善しないことも多いですが😅)
- 一時帰国時など日本国内では楽天モバイルメインにしてTello Mobileは使わない
デュアルSIMスマホのデメリット
① 新しくスマホ端末の購入が必要(今のスマホがデュアルSIM非対応の場合)
1台にまとめるためには、デュアルSIM対応のスマホが必要です。今持ってない人は新たに購入費用がかかります。
また、データを移行する手間がかかり、使い勝手も変わり慣れるまでにしばらくかかるかもしれません。
② 2つのSIMカードの設定が少し面倒
このブログでも後日設定方法を解説予定です。
シングルSIMのスマホを使いたい場合は?
今使っているスマホがデュアルSIMに対応してない「シングルSIM」の場合でも、使い慣れた今の機種をアメリカで使うことは可能です。例えば次のような方法があります。
パターン① 2台持ち
- 今使っているスマホ本体は楽天モバイルなど格安SIM会社にMNPしてキープ。
- アメリカ用にもう1台スマホ本体とアメリカ用SIMを購入して2台持ち。
- Tello MobileやAmazon.comなどで安く買うことができます。
Tello Mobileで購入する場合はRakuten Cashを経由するのがオススメです。本体代の10%が返ってきます!
パターン② 1台持ち
- 今使っているスマホ本体にアメリカ用SIMを入れて使う。
- 日本のSIMは楽天モバイルなど格安SIM会社にMNPして、SIMカードを抜いてカードのみで保管。
- 一時帰国などで日本のSIMが必要な時は差し替えて使う。
この方法だと、日本の番号にワンタイムパスワードを受信する時などいちいち差し替えなければならず不便です。個人的には安い端末でもいいので2台持ちがオススメです。
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こちらの記事ではアメリカでスマホを使う方法全般についてまとめています。
あわせて読んでみてくださいね。
→アメリカでも使えるおすすめスマホと格安SIMまとめ
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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